日焼け対策1
●うっかり焼けに注意!!正しい知識を身につけよう。
必ず夏場に近づくと日焼け止めが話題になることが多くなります。
天気予報では焼けやすい日にはお日様のマークが真っ赤になっていたり、
新しい日傘や日焼け止めが発売されたり。
毎年毎年、繰り返される美白情報にうんざりしている方も多いのでは
ないでしょうか。
そんなことはもう知っている、必要ない。
そう思わずに、新たな気持ちで読んでみてください。
きっと再発見があるはずです。
●SPFの意味は?
まずはSPFですが、これはSun Protection Factor(サン プロテクション ファクター)
日焼けの要因になるものから守る、という意味の略語です。
日焼けの要因になる紫外線には3つの波長があり、UV-A,B,Cの3つです。
Cはオゾン層で防がれるのでなかなか日本に到達することはありませんが、
次いで強力なのがB波です。
肌表面をこんがりと焼いてしまい、ひりひりとした炎症を起こします。
そのB波から守るのがSPFの数値です。
SPF1でだいたい20分守る効果があるとされています。
SPF30であれば20×30で600分、約10時間の効果持続です。
朝7時にメイクをしたとして、17時までの持続ということになります。
●数値は足し算…?
よくご質問で頂くのが、
「日焼け止めでSPF25、下地で30、ファンデーションで25…
これなら一日中、大丈夫ですよね?だって全部で80ですもん」
これは不正解です。
足し算で50,60と増えていくわけではありません。
上記の場合であれば一番数値の高い30くらいを基準と捉えて下さい。
持続時間はあくまで何もなかった時の数字です。
この時間の内に汗をかいたり、その汗をハンカチで拭った摩擦で落ちてしまえば
効果はなくなってしまいます。
普段の生活でウォータープルーフの汗でも落ちないタイプを使う必要はありませんが、
日中のこまめなお直しがうっかり焼けを防ぐカギなのです。