赤ちゃんの日焼け対策。
あたたかく、夏のような気候になってきたこの頃。
赤ちゃんとお散歩に出る機会も多くなってきました。
そこで気になるのが日焼け対策。
押さえるべきポイントをお伝えしていきます。
●そもそも日焼け、とは?
降り注いでくるひの光には紫外線(UV)が含まれています。
このUVは肌の表面に炎症を起こし、軽いやけどを負ったような状態にしてしまいます。
肌が赤く火照ったり、ヒリヒリと痛んだり、ひどい時には皮が剥けてしまうのも、
このためです。
更に肌の内部までをも焼き、細胞の心臓部である核を攻撃してしまうので
シミになったり、しわになったりするのです。
肌の弱い赤ちゃんにとって、その影響は測り知れません。
強い日差しは発達途中の赤ちゃんの身体に良くありませんし、
肌の免疫力が低下することで風邪をひきやすくなったりします。
日焼けダメージの大きい赤ちゃんをしっかりと守ってあげましょう。
一日の内で紫外線量が多くなるのは午前10時から14時の間だと言われています。
本来であれば避けたい時間帯なのですが、お散歩もお買い物も、この時間帯に
される方が大半だと思います。
この時間帯は、たとえ曇りや悪天候な日であっても非常に焼けやすいこと、
赤ちゃんはデリケートであることを忘れずに、ケアをしていきましょう。
●日焼け止めを選びましょう。
日焼け止めを使う上で気を付けていきたいことは、使う時間帯や場所、
赤ちゃんの月齢に合っているか、が大切なポイントです。
一番良いのは「ベビー用」と書いてあるものを選ぶことです。
次に見て頂きたいのがSPF、PAの数値です。
PAとは肌の奥まで焼いてしまうUVA波を防ぐ効果の度合いを示しています。
「+」の数でその強さを示しており、+(効果がある)から
++++(極めて高い効果)の四段階まであります。
(国内の基準では4が最大とされており、それ以上はありません)
SPFの数値は肌表面を焼くUVB波を防ぐことの出来る時間を表しています。
SPF1であれば20分防げるという目安になっています。
例えば20であれば20×20で400分、約6時間半防げることになります。
日焼け止め自体は0歳6カ月頃から徐々に使い始めると
デリケートな赤ちゃんでも負担が少ないです。
6カ月から1歳くらいまではPAは++くらいまで、
SPFは10から20くらいまであれば十分です。
それ以上は海や山などの焼けやすい場所以外では極力控えてあげましょう。
●赤ちゃんが気持ち良いものを。
心地よい感触に敏感な赤ちゃん。
ベタベタしたり、ヌルヌルしたり、不快な感触のものは苦手です。
さらっとしすぎて乾燥してしまっても意味がありません。
保湿も出来て馴染みの良いものを選んであげましょう。
では次は塗り方やオススメのアイテムをご紹介します。